次善の策でも、駄文だけでも

 

うつ病は心の病とか心の風邪とかそういう風にとらえている人は少なくないと想定しているけれど、脳に原因がある(これは後天的に、例えばストレスで胃潰瘍になるみたいなものも含む)疾患で、身体が思うように動かなくなる・正常/健全な判断ができなくなる(脳が思うように動かなくなる)、いわばいつか加齢によりこうなるのではないかという状態に陥る病気だと私個人は今のところそう捉えている。

 

最近、夜つらくなると薬を飲んでさっさと寝てしまうという選択肢を取ってしまいがちである。それ自体は悪いことだと思わないけれど、眠って起きたあと気分は少しマシになっていることばかりではなく、つらい気持ちから朝を始めなければいけなくなることも(私は)少なからずある。昨日は部屋の片づけがつらくなって、それはもう大変つらくなって寝逃げしてしまった。部屋が片付いたら一番の廃棄物は私だと突きつけられることを身体が思い出してしまったのかもしれない、ほんとのところは分からないけれど。

 

親が知ったら悲しむであろう生活でも私なりに次善の手くらいは選んでいる自負があって、でも胸を張れる生活ではないし通院の負担が大きい最近は特に、そこまでして人生を強要されるのかという疑問は強まる一方だけれども、現実は底なし沼みたいなところがあるから、形ある存在であるうちはふっと力を抜くことが好転につながることはあれど基本的には藻掻いていく方が沼の底の方から離れていくことに近づくのだと信じて毎日やれることをやっていくしかない。

駄文でも私には書くことで首を絞め書くことで救われているどちらにも当てはまっているのだと思う。そうじゃないとしても書くことをやめられない、あるいは書き続けたい。