ありふれた混迷の先に

 

主張も主観も無用の長物。見苦しくなるばかりのもの。

“分かってほしい”なんて以ての外。

 

手放しても手放してもつきまとう被害者意識と処罰感情。

 

感情がなくなったら食べても大丈夫。

死んでしまっても過去と記憶は消えないから大丈夫。殺してしまっても裁きの果てに公然の事実として記録が残るから大丈夫。

 

何ひとつ大丈夫じゃなくても残酷なほど絶え間無く人生は続く、ただそれだけのこと。